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2017年10月28日土曜日

サイクルショップおんだ


1979年頃のことと記憶していますが、保育園の年中か年長くらいの時に初めて自転車を買ってもらいました。
親父の趣味だったのですかね。何故か当時全く知らなかった「ドカベン」がプリントされた子供用自転車でした。

その頃の新松戸は発展途上でダイエーなどまだありませんでしたので、買い物をする時は流山線の小金城趾駅前の商店街まで足を運んでいました。当時新松戸近辺で最も栄えていたのがこの辺りだったのです。

自転車も例外ではなく小金城趾の「サイクルショップおんだ」という自転車屋さんで買ってもらったのでした。
当時から新松戸に住んでいた人は結構利用していたのではないでしょうか。サイクルショップ恩田のラベルが張られた自転車が体感として80%以上を占めていました。

今はもうお店は無くなってしまっているのですが、幼心にとても嬉しい出来事があった場所として忘れられない記憶として残っています。

今回オーナーご家族様にお願いして写真を頂くことが出来ましたのでご紹介します。


緑の幌に昭和のレトロポップな字体のアーケードがたまらなく懐かしいです。
改めて当時の記憶が鮮明に蘇ります。


昭和の時代のお店は活気や個性があって見ているだけでワクワクしますよね。
今はショッピングモールや通販に押されてしまい元気のある個人経営の店舗を見つけることは難しいので寂しい限りです。

右奥の赤いアーケードは喫茶店の「りべるて2」です。
「りべるて2」はまだ現役でお店をやっていらっしゃり、昭和な雰囲気の中で美味しいコーヒーが味わえる銘店です。

最後の写真はサイクルショップおんだ様が開店した時の様子ですね。


写真の右枠から、プリント年が1974年であることが分かります。
また「本日開店」の張り紙から3月14日であることが分かります。

この時自分はまだ生まれていませんでしたので多くを語ることはできないのですが、この時代の活気を伝える貴重な一枚に思われます。

ご協力くださいましたオーナーご家族様にお礼を申し上げます。

ちなみに自分が恩田サイクルで買ってもらった自転車は既に無く写真も撮っていなかったのですがネットで探したところ、フォト蔵というサイトで画像を見つけることができました。


引用元:http://photozou.jp/photo/show/226339/158973102

確かにこれです!
35年以上の歳月を超えてまた目にすることができるなんて思いませんでした。あまりの懐かしさに不思議な感覚に陥る一枚です。
今は何でも情報が転がっているものですね。画像をアップ頂いた方に感謝です。

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後日、オークションにてドカベン自転車の広告を入手しました。
National製だったのですね。
ブザーの表側に描かれた絵が懐かしいです。






2017年10月21日土曜日

ゲームウォッチという懐かしいアイテム


1980~81年くらいだったでしょうか。ゲームウォッチという携帯ゲーム機が一世を風靡していました。
任天堂がブームの火付け役となりエポック社等が追っていくような展開だったかと記憶しています。
その後1983年くらいになると圧倒的にファミコンの時代になっていったのですね。

自分が持っていたのは任天堂のパラシュートとエポック社のモンスターパニック、スペースパニックでした。
当時の所持品は実家の屋根裏にあるものの、壊れていて動作しませんでした。

世の中には物を大事にして長期保管される方も多くいらっしゃるようで、ヤフオクやメルカリには状態の良いものも数多く出品されています。

当時の売値は6,000円くらいだったように思いますが、昨今、新品同様までいかずとも普通にプレイできる程度の良い状態のものがヤフオクで3,000円~5,000円くらいで入手可能です。

銘柄や品質を選ぼうとすれば良い出品に出会うまで時間を要します。
3台入手するのに数か月を要しました。


最左の茶色縁が任天堂の「パラシュート」なのですが、当時同じものを誕生日に買ってもらいました。

今でこそ鮮明なカラー画面で複雑なゲームを楽しめる携帯端末は無数にありますが、当時は白黒液晶のこれが最先端。
これを買いにダイエー二階のおもちゃ屋さんに行くときは嬉しくてワクワクでした。

かなりの種類が発売されていましたので友達数人で持ち寄って交換しながらプレイするのが楽しかったものです。

こういうゲームはルールが単純なのでやればやるほど上達するんですよね。
任天堂のゲームウォッチは999点を超えると0点に戻るのですが、そのフェーズになると液晶の表示限界を超えるくらい高速になり非常に高難度かつ見えにくくなります。

初めて999点超えを迎える瞬間はドキドキ物で、まるで世界最高峰の山を登り切るかのような緊張感と達成感を感じたのが思い出されます。

さて、電池を入れてプレイしてみましょう。



達人の域だった当時の腕前には及びませんが、その後数々の高難易度なTVゲームで鍛えられた私ですので40年近くを経た今でもまあまあの腕前。
でも5分もやると飽きますが。。

4歳児の子供にやらせてみたところ、30分くらいは楽しんでいました。

動くものに反応する狩猟本能に基づくものなのか、こんな単純なものでも子供にはそれなりに楽しいのですよね。
私にとってレトロなものは、もしかしたら子供にとっては初めて見る新鮮なものなのかもしれません。