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2017年2月8日水曜日

マックボールという懐かしいアイテム


マックボールってご存知でしょうか?

80年代前半に一時期けん玉が流行ったのですが、その流れに乗ってマクドナルドが販売していたポップな感じのプラスチック製のけん玉です。


当時は大変な人気で店頭でもなかなか手に入らないくらいでした。

CMもオンエアされておりまして、ナウいメリケンボーイズが同時にフリケンをキメるような映像だったかと記憶していますが、それも良かったのでしょうね。
いとも簡単に大技をキメるので、何か凄い仕掛けがあって誰でも簡単に高難度の技が繰り出せるかのような誤解を与えていたと思います。

→youtubeに当時のCMが転がっていました。。
マクドナルドCM集 ① 1980年代  McDonald's(japan)CM... 投稿者

小学生低学年の自分はこのポップなけん玉が欲しくてほしくてしょうがなかったのですが、なかなか店頭で見かける幸運に恵まれませんでした。

そして電話で在庫が確認できたあの日、両親に内緒で一人松戸のマクドナルドまで買いに行ったのでした。
新松戸から松戸だと3駅しかないのですが初めて一人で電車に乗った当時の自分としては結構な冒険だったと思います。
両親にばれたら怒られるのが分かっていますしね、罪悪感も相まってドキドキでした。

で、入手したものが冒頭の写真です。
入手した時は昇天しそうなくらい嬉しかったものです。

でもこれ、ことのほかボールがツルツルしていて灯台ができないですし、ケンと皿の重さのバランスが悪いんですよね。

かっこいいけど使いづらかったです。

さらには耐久性に難があり、いっぱい使っていると皿の部分が割れてくるんです。。
その後、店頭で見つけては買っていたので通算3つくらいはあったと思いますが、割れずに残っているのは1つだけ。

そんなマックボール、今オークションで買うと5000円くらいになるようです。

ちょっとしたお宝ですよね。
とっといてよかった。。


後日、実家に帰って屋根裏部屋を探索したところ、日本けん玉協会認定1級の証書が出てきました。
1級というのは、高難度の「灯台」という技を完璧に決める必要がありますので、さすがにマックボールを入手した小学校低学年の当時ではなく、少し時代が下った小学校高学年の時のものになります。


日本けん玉協会初代会長の藤原一生さんの認定ですので、保持していることがとても誇らしい一品になります。(中野サンプラザの認定会場で著書にサインを頂いたりもしました。)

ところで、Wikipediaによりますと、藤原一生さんは児童文学の作家が本職でいらっしゃったのですね。
今日まで知りませんでした。
映画「南極物語」の元となった「タロ・ジロは生きていた」を著作されたということで、今更ながら新たな発見に驚きました。

認定証は末永く大切にしようと思います。


=====2023年12月更新=====
最初にこの記事を書いてから5年以上の歳月が経ってしまいましたが、細々と収集していたマックボールを全色コンプリートすることができました。



最初の2~3色くらいはペース良く進んだのですが、後になるほど欲しい色がオークション等に出てくる確率が低くなり入手に多くの時間を要するようになってくるんですよね。

持ってない色だ!っと思って購入してみたら、複数色のマックボールから部品取りした「フランケン品」だったことも。良く調べてから買わないと引っ掛かります。

この度、一番左の紫&エメラルドグリーンの品を入手してやっとコンプリートの運びとなりました。

長い期間を要したので喜びもひとしお、ヤフオクやメルカリをモニタしなくてよくなったので、肩の荷が降りたような解放感もあります。

やはり全部並べてみると壮観ですよね。
大切に飾って保管したいと思います。

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