前回松戸市消防出初式の記事を投稿し、長らく鳶の方々を消防署の人と誤認していたことをお伝えしておりましたが、私が消防関連の方と勘違いしていた人物がもう一名おります。
私と同世代の人なら覚えているはず、日本船舶振興会のCMに出演していたおじいちゃん、笹川良一氏です。
YoutubeにCMの動画がありましたのでご覧ください。
WikipediaによりますとこのCMは1976年から1994年に放映されていたのですね。
あんなにも身近な存在だったのに、いつの間にかテレビから消えていて気付きませんでした。
改めて視ると懐かしいです~。
そうそう、曜日ごとにバリエーションがあったんですよね。
すべて薄っすらと既視感がありますが、特に濃く記憶が残っているのが月曜日、火曜日、日曜日のバージョンです。
また、自分の記憶の中ではテレビアニメ「一休さん」と一体になっておりますので改めて調べたところ、日本船舶振興会は一休さんのスポンサーだったとのことで、記憶の裏が取れました。
一休さんは、私が視ていた80年代初頭には月曜日の19時半から放映されていたとのことですので、CMの月曜バージョンをよく覚えていることとも整合します。
当時は、このおじいちゃんは消防署かなんかの偉い人のように見え、また後半に表示されるモーターボートにも関係があることが推定できますので、謎めいた印象でした。
後になって知ってみれば、このおじいちゃんは巣鴨プリズンにも収監されていた昭和の大物政治家ということで、CMで見せる優しい印象からは伺い知れない海千山千のフィクサーだったのですね。
笹川良一氏、太鼓をたたく高見山、おちゃめなチンパンジー、楽し気に纏を振り回すおじさん(テーマ曲を作曲された山本直純氏とのこと)という凸凹な個性を子供達の存在が中和して見事にハーモナイズさせており、実に印象的かつ秀逸なCMでした。
話が変わるのですが、もう一つ消防関連で思い出される出来事があります。
昭和56年(1981年)10月に発生した大勝院の火災です。
ネット上には正確な日付の情報がありませんでしたが、国立国会図書館にて「ヨミダス歴史館」という読売新聞のバックナンバーを検索できるデータベースを利用して調べましたところ、『松戸の「大勝院」焼く 歴史五百年の祈とう寺』という記事がみつかりまして、火災が発生したのは1981年10月17日(土)の21時頃ということが分かりました。
記事中では「松戸署で原因を調べている」と、その時点では原因不明である旨記載されていますが、ホームレスのような人が焚火をして引火したのだと当時聞いた覚えがあります。
(幼いころの記憶なので正確かは分かりません。)
土曜日の21時頃といえば、ちょうどドリフの「8時だョ!全員集合」を見終わってお風呂に入るくらいのタイミングだったことでしょう。
かなりの数の消防車のサイレンが鳴り響いたこともあって、尋常ならざる火事が起こっていることや、その方向は幼児だった自分にもすぐに分かりました。
マンション(新松戸コーポ)の通路に出てみると近所の方々も出てきていて、皆で火事の成り行きを見届けたのでした。
時間帯が夜だったこともあり、火の粉を噴き上げ轟轟と燃える大火災の様子は圧倒的ド迫力。
記事によれば「一時は火の手が四、五十メートルも上がった」とありますので、やはり相当大きな火事だったことが分かります。
人命被害等なかったのは幸と思います。
あれを上回る凄い火事はその後40年を経ても見たこと無いですね。。
大事件だった割にはあまりネット上に情報がありませんでしたので、記。