くるくるてれびというおもちゃがありました。
当時はまだVHSのビデオすら持っている家庭はちらほらという感じで、好きな時に好きな映像を観れるような時代ではありませんでした。
そんな中で発売され皆の羨望を集めたアイテムが「くるくるてれび」だったのです。
当時のCM↓
私も大変欲しくなり両親におねだりしたものの買ってもらうことができず、例のごとくに残念モンスターに取りつかれ40年を経るに至ります。
長いこと忘れていたのですが、気づけばヤフオク等でかなりの数が出品され人気なんですね。
今やYoutubeやAmazon Primeがあるご時世ですので、このマシーンに期待する役割というものは高画質などではなく圧倒的なレトロ感のある映像です。
供給が多いおかげかお値段もそれほど高くありませんでしたので私も1つ。。
まあ予想はしていたのですが動作未確認というやつは基本的に動きませんよね。
私が落札した機体もまともには動きませんでした。
一応電池を入れると動作音がしてフィルムを送るアームが力なく動くのですが、カセットを挿すと止まってしまう状態。モーターが弱っていてフィルムを送ることができないようでした。
ダメかー。でも40年も前のレトロ星人達が作ったオブジェクトに負けるわけにいきません。修理して完全勝利してやると心に誓いました。
とりあえず中を開けてみましょう。
意外と単純な作りになっていました。モーターにギアがついていてフィルム送りのアームを動かすのですね。
モーターは黒いビニールテープで台座に固定してあるだけです。
うん、がんばればなんとかなりそうです。
さっそく新しいモーターを買いに秋葉原は千石電商へ。
それほど電気関連に詳しくない自分にはどんなモーターを入れればよいかよくわかりませんでしたが、とりあえず2.4V~3.0Vで動作するタミヤのミニ四駆用トルクチューン2モーターPROを購入。
劣化していたギアは新調してモーターに取り付け台座にテープで固定しました。
電池を入れるのは面倒なので携帯電話の充電器から電源をとれるように改造。
部品は写真中央の「スピードコントローラー」を除き全て千石電子で調達しました。
「スピードコントローラ」はその名の通りモーターにかける電圧を調整して回転速度をコントロールするモジュールです。
お恥ずかしい話ですが、これを導入する前に可変抵抗をモーターと直列に繋いで電圧をコントロールしようと試みたのですが、そんなことをやらかすのはズブの素人だけのようでして、可変抵抗がひどく発熱してしまい発火が危ぶまれる状態となったのでした。
いろいろ調べた結果Amazonでこいつを見つけて購入した次第。
いろいろ調べた結果Amazonでこいつを見つけて購入した次第。
専用の道具というのはいいですよね。完璧に役割を果たしてくれます。
アルミ製のシャーシにドリルで穴を空けてスピードコントローラーを固定します。
USBの電源ケーブルを携帯電話の充電アダプターに挿して完成です。
それでは、さっそく動かしたところの動画をご覧ください。
フィルム送り用のアームが動く音が結構ガーガーうるさいので、音量を下げて視聴された方がいいかもしれません。
<バトルフィーバー>
<銀河鉄道999>
撮影がうまくできずお見苦しかったかもしれませんが、意外とちゃんと動画になっているんですよね。
当時の技術でできることをしっかりやっているな、という印象です。
そんなこんなで結構大変でしたが子供の頃に捕り付かれた残念モンスターをまた一つ成仏させることが出来たのでした。。
アルミ製のシャーシにドリルで穴を空けてスピードコントローラーを固定します。
USBの電源ケーブルを携帯電話の充電アダプターに挿して完成です。
それでは、さっそく動かしたところの動画をご覧ください。
フィルム送り用のアームが動く音が結構ガーガーうるさいので、音量を下げて視聴された方がいいかもしれません。
<バトルフィーバー>
<銀河鉄道999>
撮影がうまくできずお見苦しかったかもしれませんが、意外とちゃんと動画になっているんですよね。
当時の技術でできることをしっかりやっているな、という印象です。
そんなこんなで結構大変でしたが子供の頃に捕り付かれた残念モンスターをまた一つ成仏させることが出来たのでした。。